ニュー軽米カントリークラブは1991年10月7日オープンし、今年で開場20周年を迎えます。
名匠・小林光昭氏が設計したコースは、池を巧みに配したビューバランスと豊かな戦略性にあふれ、
当初から高い評価を得ておりました。
5年前に、往年のトップアマでゴルフ経験豊かな矢野正彦を取締役社長として迎え、
コース改修やゴルフ場の運営に新機軸を打ち出してまいりました。
「東北有数のメンバーコースにしたい。プレーヤーが笑顔で帰り、また何度も来てくれるコースを目指したい」と
抱負を語っております。
池やバンカーがプレーする上でどのように機能しているかを徹底的に検証しながら、
各ホールの魅力を巧みに引き出すよう、コース整備をおこなっております。
「競技志向のゴルファーだけではなく、ビギナーやアベレージゴルファーにも楽しめるようなコース造り」を
視野に入れ、コース改修を進めております。
たとえば、桜コース7番パー5はグリーンの左手前に3つの池が連なっておりますが、
より戦略性を高めるためにグリーンを池の奥まで伸ばし、ピンの位置によっては
池がハザードになるように改良を行ないました。
開場20周年を迎える今年は、東北ゴルフ連盟主催の第46回東北倶楽部対抗競技の開催コースに選ばれました。
東北各県を代表するトップアマがこのコースでプレーしていただくので、
最良の状態で選手の皆様の夢舞台を演出いたします。
また、コース改良以外の「取り組み」の一環として、先人を称える意味を込め、
長年ゴルフを愛好してきたシニアのために
『ピカピカシニアゴルフトーナメント』を企画し、毎月開催しております。
ジュニア育成にも力を入れ、ジュニアゴルフ教室なども積極的に開催。昨年8月には2泊3日の合宿も実施いたしました。
GPSナビ乗用カート付・コテージ宿泊無料の料金もご好評を頂いております。
レストランの料理にもこだわっており、当クラブでは街のレストラン並みのメニューをご用意してお待ちしております。
ニュー軽米カントリークラブにぜひ一度お越しください。
軽米の秘蔵っ子ゴルファー ただいま修行中
名門・日大ゴルフ部出身矢野副社長が指導
「何しろ子どもが好きなんですよ。かわいくてしかたがない」
東北でも随一の美しいコースと充実した施設・設備を誇るニュー軽米カントリークラブ(CC)の副社長・矢野正彦さんは、インタビューに答えて何度かこうロにした。ニュー軽米CCが開いているユニークなジュニアスクールの源をたどると、この思いに行き着くようだ。
まず矢野さんのプロフィールを。15歳から始めたゴルフ歴は49年になる。始めて1年でシングルの腕前となり、ジュニアの大会で次々と好成績を収めた。誘われて日本大学に進学し、全国から精鋭が集う名門ゴルフ部で副将を務める。当然、プロへの道を志していたが、在学中に交通事故で瀕死の重傷を負うという不運に遭ってこれを断念、卒業してアマチュアゴルファーとしてしばらく活動した後、母校・日大ゴルフ部のヘッドコーチに就任した。
その後、家業に専念するため指導の現場をいったん離れたが、日大ゴルフ部のカリスマ的存在だった竹田昭夫監督から「体調がすぐれず入退院を繰り返すようになったから手伝ってくれ」と要請されて監督代行に。ちょうど、片山晋呉の学生時代だった。竹田監督の逝去にともなって正式に日大ゴルフ部監督となり、多くの学生を指導した。プロに進んで賞金女王となった大山志保もそのうちの一人である。
4年前、還暦を迎えたのを機に監督の任を後進に譲り、のんびり自分のゴルフを楽しもうと思っていた矢先、今度は大学の大先輩から声がかかった。「東北で経営に行き詰まったゴルフ場を買い取った。経営を任せたいのですぐに行って腕を振るってくれないか」
半年の猶予をもらい、軽米にやって来たのが2007年の4月である。ニュー軽米CC副社長としての矢野さんがまず手掛けたのは、物心両面で混乱状態にあったゴルフ場の改革だった。
多くの人との粘り強い話し合いを通して、自らの誠意と理念を理解してもらった。同時にコースにも大幅な改良を施して、落ち込んでいた会員数を徐々に回復させていく。
経営が軌道に乗ったところで、長年あたためてきた構想を実行に移した。ジュニアの育成である。
ジュニア教室で光る原石を発掘
矢野さんは言う。
「ゴルフは人間形成にものすごくプラスになるスポーツです。挨拶や返事もろくにできなかった子がゴルフを通じて礼儀を身につけたり、手のつけられなかった不良少年がゴルフをやることで立派に更生し、今では会社の経営者になっているという例も知っています。だから、一人でも多くの子どもにゴルフの楽しさを知ってもらい、ゴルフを好きになってほしい、とずっと考えていました」
08年から夏休みを利用したジュニア教室を開催。ユニークなのは、参加者のなかから素質のある子どもを選抜、「特別強化選手」に指定して育成するジュニアスクールのシステムだ。特別強化選手は、親元を離れて軽米町内の社宅に下宿し、ニュー軽米CCのコース、施設や設備を白由に使って日々腕を磨く。これ以上ない練習環境の、いわばゴルフ留学である。しかも、特別強化選手の経済的負担はほとんどゼロに等しい。
現在、特別強化選手に指定されているのは、いずれも08年のジュニア教室で選ばれた青森県八戸市出身の3人。それぞれ光った点を矢野さんに解説してもらいながら紹介しよう。
岩谷佳奈さん(高校1年)。お父さんに誘われて、中学2年の夏、ジュニア教室で初めてゴルフというスポーツに出会った。
「全身のバネ、運動能力が素晴らしかった。初めてクラブを握って、ボールには当たらないが目を見張るようなものすごいスイングをした。素材としては大山志保に匹敵するスケールの大きさを感じた」
川崎廉くん(中学2年)。小学4年のとき、お父さんに練習場へ連れて行ってもらったのがゴルフに触れた最初。小学6年の夏にジュニア教室に参加。
「ジュニア教室では、ひどいオーバースイングではあったが、何といってもドライバーの飛距離が魅力だった。スイングを矯正すれば将来有望と感じた」
横町洸太くん(中学2年)。小学4年のとき、お母さんの影響でゴルフを始めた。アイスホッケーもやっていたので、すぐにゴルフに夢中になったわけではないが、小学6年の夏にジュニア教室に参加したのが転機となった。
「ジュニア教室に来た子どもたちのなかで、ひときわ真剣な眼をしていた。一生懸命さが伝わってきた。これだけ集中力を持続できる子だったら面白いと思った」
日々学ぶのは基本に忠実なゴルフ
平日、3人は下校後の4時ごろから練習を始める。パター、アプローチ、ラウンドなど、内容はその日によって各人各様だ。矢野さんによる指導が行なわれるのは、原則として本人から申し出があったとき。ただ受け身で指導を待つのではなく、白主的に練習して白分で課題を見つけ、しっかりと意思表示するのも、ゴルファーとして、人間として成長していくために大切なことだからだ。そして矢野さんが教えるのは、あくまで基本に忠実なゴルフである。
「たとえば日大のゴルフ部には、地方のジュニアチャンピオンがたくさん入ってきます。ジュニアの大会は距離も短いし優勝スコアも大概はオーバーパーですから、基本から外れたゴルフをしていても、アプローチやパットなどに小手先の技術があれば、ある程度は勝ったり上位に入ったりできるんですね。ところが、全国から優秀な選手が集まった場合、そこで抜きん出るには基本がしっかりしていなかったら無理なんです。例え全日本のジュニアチャンピオンでも、基本が出来ていなかったがゆえに、大学でレギュラーにもなれなかった選手もいます。ですからウチの子どもたちには、将来を見据えて、技術面ではとにかく基本をしっかりと身につけさせるよう努めている。あとはゴルフと学校の勉強との両立、礼儀も大切に指導しています。強いゴルファーと呼ばれるよりも、素晴らしいゴルファーと言われるような、人間的にも優れたゴルファーを育てていかなければならないと考えています」と矢野さん。
将来に描く大きな夢
岩谷さんは、今年の岩手県ジュニアゴルフ大会に初出場で優勝した。川崎くんは得意のドライバーに磨きをかけ、270~280ヤードを叩き出す。負けず嫌いの横町くんも着々と力をつけている。3人とも将来はプロ志望だ。
3人の将来について、矢野さんはこう結んだ。
「最終的には本人の気持ち次第。どれだけ目標を高く持って、どれだけ強い気持ちでいられるか。僕は3人ともいいものを持っていると思う。ジュニアを育てるにあたって、強制が伴ったり、義務感を持たせるようなやり方は駄目。ゴルフの楽しさを教えて、ゴルフに対して欲を持たせてやればいい。ゴルフに対して欲深いのはいいことです。親や指導者は、その欲を膨らませてやって、実現するように援助してやればいい。子どもたちは白分の欲を満足させるためだったら意外と頑張れる」
インタビューの後、3人の練習ラウンドに同行させてもらった。あどけない少年少女のまなざしが、ドライバーを手に1番ホールのアドレスに入った瞬間、鋭いゴルファーのそれに変わった。

























